シャキシャキ食感とお手頃価格で、食卓の名脇役「もやし」。
炒め物やラーメン、ナムル、スープまで幅広く活躍してくれる万能食材です。
節約中の主婦の味方ともいえるもやしですが、消費期限が短いのが最大の弱点!
私自身もよく買うんですが、うっかり食べるのを忘れてて消費期限切れてた!なんてことも度々で・・・
この記事では、もやしが消費期限1週間過ぎても食べられるかどうか、加熱すれば本当に安全なのかなどわかりやすく解説します!
さらに、長持ちさせる保存テクも紹介するので、ムダなく使い切りたい人にも必見ですよ♪
もやしの消費期限切れ1週間は食べられる?
状態次第では食べられる可能性もありますが、注意が必要です。
もやしは90%以上が水分でできており、常に呼吸している野菜です。
そのまま放置すると袋の中で雑菌が繁殖しやすくなるため、冷蔵庫でしっかり保存されていて、変な臭いや変色などがなければ食べられる場合もあります。
ただし見た目に異常がないからといって油断は禁物です。
人によっては体調を崩す可能性があるため、最終的には自己責任で食べるかどうか判断してください。
それほど高い食材ではないので、少しでも不安があるなら潔く破棄した方がおすすめです。
もやしの腐敗の見分け方は?
もやしの腐敗サインは5つあります。
- 酸っぱい・異臭がする
- ぬめりがある
- 汁が出ている
- 茶色やピンク色に変色している
- やわらかく、しなしなしている
ひとつでも当てはまった場合、食べないのが安全ですので、しっかりもやしの状態をチェックしていきましょう!
①酸っぱい・異臭がする
鼻にツンとくるような酸っぱいニオイは、腐敗のサインです。
雑菌が繁殖している可能性が高いので、少しでも異臭を感じたら食べるのは避けましょう。
②ぬめりがある
もやしを触ってヌルッとした感触があれば、それは傷んでいる証拠です。
即廃棄処分をしましょう。
③汁が出ている
袋の中に水っぽい液体が溜まっていたら要注意です。
これはもやしの細胞が壊れて水分と栄養が染み出している証拠で、腐敗がかなり進んでいる状態です。
2週間も過ぎると↓こんな感じにグジュグジュになります。

この状態で食べるのはかなり危険だと思うから注意してね!
④茶色やピンク色に変色している
新鮮なもやしは、白くて艶があります。
ピンクや茶色に変色するのは、雑菌の繁殖や酸化が原因で品質劣化が進んでいるからです。
食べると食中毒のリスクもあるため、他の要素もチェックして総合的に判断しましょう。
⑤やわらかく、しなしなしている
パリッとした食感が失われ、フニャフニャして柔らかくなっている場合、傷みが進んでいます。
見た目がOKでも、この状態なら破棄するのがベストですね。



最終的には自己判断ですが、ちょっとでも不安を感じたら食べないのが一番です!



もやしは足が早いので、購入したら2~3日以内に食べるようにしましょう!
もやしの消費期限切れを食べた時の危険性は?
腐敗したもやしを食べると、腹痛や下痢、最悪の場合は食中毒になることもあります。
と言うのも、期限が切れたもやしは雑菌が増えやすくて、見た目がOKでも実は中で腐敗が進んでることが多いからです。
ちょっとでも「これ大丈夫?」と不安に思ったら、無理せず捨てるのが正解です。
特にお子さんや高齢者の方は重症になる場合もあるので注意が必要です。
体調を崩すリスクを考えたら、1袋数十円で命をかけるのはやめておきましょう!
もやしの消費期限切れ1週間は加熱すれば安全?
消費期限を過ぎたもやしは、加熱しても危ない場合があります。
その理由は、加熱することで一部の細菌は死滅しますが、熱に強い菌や毒素が残ってしまう可能性があるからです。
また食感や風味は、加熱しても戻りません。
たしかに、見た目や匂いに問題なければ「大丈夫かも」と思う気持ちもわかります。
でも消費期限切れのもやしは、どんなに火を入れても安全とは言いきれません。
迷ったら潔く破棄が一番です!
お腹を壊すより、1袋捨てる方が結果的に安く済みますよ♪
もやしの消費期限を伸ばす保存方法7選
足の早いもやしですが、ちょっとしたひと工夫で、もやしのシャキシャキ感を損なうことなく長持ちさせることができます!
ここでは、今日からすぐ試せるもやしの保存方法を7つご紹介します♪
- 【冷蔵】つまようじで穴を開けて保存(保存期間:2〜3日)
- 【冷蔵】水に浸して保存(保存期間:3〜7日)
- 【冷蔵】さっと茹でてから保存(保存期間:2〜3日)
- 【冷凍】袋のまま保存(保存期間:約1ヶ月)
- 【冷凍】水洗いしたもやしを保存(保存期間:約2週間)
- 【冷凍】茹でたもやしを保存(保存期間:約2週間)
- 冷蔵庫の温度管理
それぞれ詳しくみていきましょう。
①【冷蔵】つまようじで穴を開けて保存(保存期間:2〜3日)
一つ目の方法は、もやしの袋につまようじで穴をいくつか開けて保存する方法です。
スーパーで売られているもやしは、雑菌の増殖や酸化を防ぐため、真空状態になっています。
もやしは収穫後も呼吸をしていて、真空のままだと呼吸ができずにすぐ傷んでしまいます。
買ってきたら冷蔵庫に入れる前につまようじで穴を開けておきましょう!
②【冷蔵】水に浸して保存(保存期間:3〜7日)
2つ目の方法は、水洗いしたもやしを密閉容器に入れ、空気に触れないようヒタヒタに水を入れて冷蔵庫に保存する方法です。
この方法だと保存期間は少し長くなりますが、水にさらすことでもやしの栄養素が流れ出てしまいます。
できるだけ早めに消費することをおすすめします。



使い切れずに残ったもやしはこの方法がおすすめです!
③【冷蔵】さっと茹でてから保存(保存期間:2〜3日)
3つ目の方法は、もやしを沸騰したお湯でさっと茹でた後に水気を切り、冷蔵庫で保存する方法です。
あらかじめ加熱しておけば、翌日すぐにおかずの1品として使えます。
例えば冷しゃぶサラダや、ツナ缶と甘酢であえるのも忙しい時には便利ですね。
④【冷凍】袋のまま保存(保存期間:約1ヶ月)
4つ目の方法は、袋のまま冷凍庫へ保存する方法です。
もやしのシャキッと感はなくなりますが、長期保存するにはおすすめの方法です。
ポイントは、新鮮なもやしを急速冷凍することです。
解凍すると水分が出てくるので、味噌汁などスープを作る時に使うのがおすすめです。



もやしの風味が出て美味しいよ!
⑤【冷凍】水洗いしたもやしを保存(保存期間:約2週間)
5つ目の方法は、水洗いしたもやしの水気をしっかり切った後、保存用袋に入れて冷凍する方法です。
洗っておくと、もやしの独特なにおいが軽減できます。
しっかり水気を切るなど手間がかかりますが、長期保管が可能です。
もやしのにおいが気になる方は試してみてください。
⑥【冷凍】茹でたもやしを保存(保存期間:約2週間)
6つ目の方法は、茹でたもやしを保存する方法です。
また、生の状態で冷凍するよりも変色を防ぐ効果が期待できるのがメリットです。
⑦冷蔵庫の温度管理
もやしは冷蔵庫の野菜室ではなく、通常の冷蔵室で保存するとより長持ちします。
冷蔵庫の野菜室の温度は通常3℃から9℃で、冷蔵室の温度は0℃~6℃です。
低温の環境で保存することで、もやしの成長速度が緩やかになるので長持ちします。
まとめ
もやしは消費期限1週間を過ぎたら、基本的に食べない方が安全です。
もやしは水分が多くて傷みやすいので、異臭や変色、汁が出ているなどがあれば即アウトです!
加熱すればOKと思いがちですが、火を通しても菌が残ることもあるので注意が必要です。
冷蔵や冷凍の保存テクも簡単なので、うっかり腐らせないよう是非参考にしてみてください。